NYK 一人旅 -5ページ目

思いつきのタンデム

山下公園

さて、空もようはすっかり秋の雲ですね。

上の写真は早朝6時の山下公園よりの眺めです。


なぜ、僕が山下公園にこんな早朝にいるかというと、

それは、10日、23時過ぎ、バイトを終えた僕は携帯を確認すると、

友人マイボーくんから、着信が。

折り返し電話をすると、「バイクでどっか行かない?」とのこと。

というわけで、急遽、タンデムでナイトランに。


バイト先からダッシュで家に帰り、

ダッシュで準備して、

僕は待ち合わせの渋谷へ相棒スポスタを走らせる。

いつもながら、イキナリの思いつき感にテンション上がる。


さて、バイク乗りたいと言ってきたマイボーくんだが、乗り始めはちょっとビビッてたけど、

すぐ乗り慣れたみたいで、

慣れたのをいいことに、後ろでさわいだり、いたずらとかしだした。コラッ!


と、まぁ事故んないようにだけ注意して、向かうは、最近僕が気に入っていた品川埠頭。

だったが、品川埠頭はヤンキーいっぱいたまっててコワッ!!

ってことで、けっこうすぐ立ち去り、とりあえずレインボーブリッジ渡っちゃおうってことで、

お台場へ。

しばし、お台場で休憩とりつつダラダラ。マイボーくんがおねむでグダグダになりり出したので、「帰るかぁ。」と、渋谷へ送るつもりで、もう一度レインボーを戻る、渡ってきた時の夜景もよかったけど、帰りの景色はヤバかった。

朝焼けの色に立ち並ぶビル群の光景がすごく幻想的で、すげーなーとか思ってると、

マイボーくんが「スゲー!スゲー!」後ろで騒ぎだしてテンション上がってた。

さっきまでグダグダだったのにね。メチャメチャ感動してたもよう。

ね、グダグダもふっ飛ぶっしょ。僕はこれを見せたかったのですよ。


で、渋谷へ向かう途中でかるく道まちがえて、青看板をみると横浜まで26キロと書いてある。

けっこう近い。ので、横浜行き決定!


多摩川を渡るときに東の空に燃え上がる日の色と光にマイボーくんはまた興奮。

やっぱね、夜が明ける感じはいいっすね。


そんなうちに、みなとみらいが見えてきましたよ。

何気に、横浜は未開拓なので、マイボーくんがいろいろ案内してくれた。

そして、早朝の山下公園へ。

みなとみらい

犬の散歩やら、ジョギングやら、変な体操をしている人、ハトがウロウロウロウロしている。

静かな海を眺め、穏やかな朝でした。

そして、マイボーくんが持ってきたiPodに入っていたbirdの曲を聴きながら海を見てたんだけど、

なんかその音がスゲーこの空間にマッチしてて、いい感じだった。

なんか、癒された。

そして、山下公園においてあるコンテナ?みたいなオブジェを見た。

コンテナ  

これね。

んで、驚いたのはそこに書いてあった文字。

NYK?

NYK!?オレじゃん!!

と、山下公園でちゃんとネタの収集までしてきました。


その後は赤レンガ倉庫へ行ってみた、

赤レンガ倉庫

だーれもいないが、昼は観光客やらカップルやらで、にぎわってるらしい。

赤レンガ倉庫に人気がないことをいいことに、

何故かマイボーくんのフリで、ささやかなモノマネ大会!?みたいなことになった。

僕は必殺の似てないモノマネしまくってた。


そんなこんなで、気づけば日は昇りきって暑さがジリジリと。

マイボーくんを家までとどけて、僕はバイトがあるもんで、午前のうちに都内へと戻る。


今回は、レインボーブリッジを渡りながらの暁といい、そして未開拓の場所に行けたのもデカかったかな。

なんか、いい歳こいて、朝っぱらから青春ぽかったぜ。

いい朝だったわ。



そして、こんなイキナリの思いつきを気兼ねなく連絡してくれる人がいることも嬉しいもんです。

マイボーくんよ、いろいろサンクス。楽しかったぜ。


ほっかいどー その6 悪天候再来の日

さて、8月26日の話さ。


ライダーズハウスに一泊した僕でしたが、

朝目覚めると、チャリダーの何人かは既に出発していた。

前の晩によく話したチャリダーと朝飯を食いながら今日のルートについて話す。

僕は根室を回りとりあえず釧路方面を目指す予定だった。

チャリダーも今日は根室を目指すと言って、僕より先に出発していった。


僕は準備を済ませ給油したのち、根室を目指す。

この日雲行きは既に朝からあやしげだった。

しかも、道端には車に跳ね飛ばされシカたちがバタリバタリと。こゎぁッッ((゚Д゚;;))ガクガクプルプル

しかも根室へ向かうルートはだいぶ流れが遅かった。

ヤウシュウベツ湿地

しばらく行くとヤウシュウベツ湿原が姿を現した。

川の流れがとても穏やかで、水面にはほぼ波がなく、水が静止しているように見えた。


国道243を下っていくと、先ほどのチャリダーに追いつく。

彼もすぐに僕に気づいたようだ。

後続車がいないことを確認して、しばしチャリと併走する。

お互い旅の健闘を祈り、大きく手を振る。

僕は彼を抜き去り加速する。

バックミラーにはまだ手を振っている彼が。

どんどん遠くなって見えなくなった。


そして、国道243から、44号線に乗り換え、根室に到着した。

根室で早速カニの直売所を探す。

そして、カニを購入する。

名物のハナサキガニですね。

僕はその場でいただきました。

身がしまってて、味も濃くおいしいのです。

カニ

実家にカニを送ろうと、大きめのカニを2匹購入。

直売所のおっさんが、サービスで2匹サービスしてくれた。

え!いいの!?つまり、倍だよ!

結果して、4匹のカニたちが実家に送られていったわけです。


しかし、根室は北方領土に対する思いがぶちまけられた看板や旗、ポスターがやたら見うけられた。

そして、納沙布岬へ向かうが雨が少しずつちらつきだした。

どんよりした天気で、景色もなんだかなーって感じだし、怖い看板いっぱいあるし。

と走っているあいだに北方館辺りをだいぶスルーしてしまっていた。

もちろん引き返さない。(普通は引き返してもいとおもうが。)

fjmc氏は天気のいい時に見れて羨ましいのでした。


そして、今度は太平洋側に出たのですが、

ハナサキ岬の国の天然記念物「根室車石」というのを見に行く。

ここの駐車場でコーヒー飲んでイップクしていると、少し天気が回復。したような・・・

ハーレーに乗った2人組みの夫婦ライダーが、

僕のバイクのナンバーを見るなり、

「これはこれは、都心よりどーもご苦労様です!」と話しかけてきた。

実はこの2人も都心からやってきたらしく、僕も「これはこれは、ご苦労さまです!」と返した。

根室車岩

キレイに放射状に広がる岩。

そして、根室半島が見渡せる、何気にいいスポットだった。

ハナサキ駅

途中見つけた小屋。

じゃなくて、これ電車の駅です。

どうやら、この辺はこんな感じの無人駅がいっぱいあるみたいです。


そして、その後はさらに、北太平洋沿いを南西に進み、

「何人かのライダーたちが進めていた落石岬」を目指した。

岬付近まで行くと、中途半端にダートがあって、もっと進んでいくと完全にダートになった。

行くところまで行きつくと。

「これより先、1.3キロ徒歩」

と書いてあり、道は鉄格子で閉ざされている。


向こうから落石岬を見終えたカップルが歩いて戻ってくる。

「どうでしたか?」と僕が尋ねると、

「今日は天気悪いんで、眺めも悪いし、ゼンゼンって感じです。」と。


もちろん、スルー。(普通はそれでも一目くらい見に歩いてもいいと思うが。)


仕方ないと、反対サイドの霧多布岬に行くことに。

よく考えたら、本日は岬攻めだ。


と、ひたすら走る

北太平洋シーサイドライン

北太平洋・シー・サイド・ライン!なんかこの道の名前が好き。

台風の影響か、波が超高くて、サーフィンやったら面白そうだった。


そして反対側は放牧地帯

放牧地帯

牛やら、馬やら、シカやら、いろいろな動物がノホホンとやってますよ。はい。

ムツゴロウ動物王国

そして霧多布岬に向かう途中、とうとう見つけました。

ムツゴロウ動物王国!

私有地なので入ってはいけないのかと、看板を激写。



そして霧多布岬に到着!

駐車場

って、誰もいねぇ~~~!!!

我がスポスタ以外とまってねーーー!


一部のライダーの間ではホモ多布岬と呼ばれ恐れられているらしいが、そのせいか!?

なんて恐ろしいところに来ちまったんだ・・・。


と一人で考えていると、後からけっこう人がやってきた。なーんだ。


霧多布

とりあえず岬を見る。

岬がスゲーってより、風が強くて落ちそうでビビッタ。

霧多布っていうくらいなもんで、岬付近は妙に霧がかっていました。幻想的ともいう。


そろそろ海沿いも飽きたので、内陸に入り、

釧路方面を目指し国道44号線を行くと、

とうとう完全に雨が降り出した。

ってか、土砂降り。

しかーし、釧路はすぐそこなので、フル装備をして、頑張って走る。



結果、釧路に着くころにはグダグダ。

釧路についてみれば、すっかり雨はあがっていた。

宿を確保し、街中をプラプラしていると、

風俗の客引きの兄ちゃんにつかまるが、いつの間にか普通の会話になり、旅の話をし、

何故かうまいラーメン屋まで教えてもらい、今夜もラーメンを食す。

ここのラーメンが僕ごのみ。メチャメチャうまかった!!

おそらく、今回北海道で食べたラーメンベスト1だろう。

ラーメン屋のおばちゃんが「アンタ誰から聞いてきたの?」というくらい穴場なのか・・・。

ラーメン食いながらおばちゃんと話して、あとは釧路市内を軽く散歩して宿に戻る。

釧路の漁港

釧路の港はライトアップされてキレイだった。


この日fjmc氏はへタレたと言って、摩周湖付近でボッタクリ民宿に泊まったとのメールが来ていた。


僕が宿でマッタリしていると、バイト先の友人から電話があり、「バイクのエンジンがかかりません」!

との報告をうけたので、いろいろ話し合った結果、結局原因不明。


僕のまわりのバイカーは何故かエンジンかからなくなる人がけっこう多い。


そんな僕は、この日やたら眠気に襲われたので、テレビつけっぱでガッツリ寝ました。

ほっかいどー その5の後編 中標津サイコー!

さて、8月25日の後編ですね。


そう、僕は世界遺産になったばかりの知床を目指して走っていたのでした。

まず最初に姿を現したのはオシンコシンの滝!

なんだかスゴイ迫力でした。

知床オシンコシンの滝

この滝、知床八景の一つらしいんですが、残りの七景が何なのか分からずです。はい。

ウロト漁港

そんでウロト漁港ですね、ここでゆっくりするはずが、観光客でごった返していたので、ほぼスルー。

知床峠

こーんな緑に囲まれた峠道をひたすら行くと、

羅臼岳

出ました、羅臼岳。

ほんと樹海に包まれた山といった感じでした。

知床の樹海

このモコモコした樹海であたり一体が覆われていました。

山肌を見ても他の山とはまた違った感じで、

世界遺産に登録された地の貫禄を見せ付けておりました。

羅臼岳

パーキングに入ると、興奮した若者が車にのっかって写真をとっていました。


知床付近はどこいっても大量の観光客で、へたすりゃ渋滞なんかもしていて、

実際のところはほぼスルーに近い感じで通りぬけてしまいました。


その後、僕は本日の最終地点に設定していた中標津を目指す。

中標津の開陽台付近はライダーにとても人気のあるスポットだ。

開陽台

道はまーっすぐな道がアップダウンしている開陽台北19号線はとても気持ちいい。

僕は人気の撮影スポットを見事にはずして撮影してしまったが、

もっとアップダウンがはっきり分かるポイントがあった。



そのほかにも、この辺りは、碁盤の目のように張り巡らされた直線道路がイッパイで、

僕はこの近辺をしばらく走りまくっていた。

中標津

日が落ちはじめたころ、330度のパノラマが広がるという開陽台展望台へ行く。

ずーっと向こうの地平線をみると微かにだが湾曲しているのがわかった。


そうこうしているうちに山の方には日が沈み始め、

開

それと同時に、空イッパイの星たちが輝きだした。

青と緑のパノラマが、星の輝きだけの闇に変わっていく様はとても神秘的だった。


だが、しかーし!

日の暮れたこの開陽台、ありえないくらい寒い。

北海道ツーリングで味わった寒さで間違いなくNO.1!!

完全に振るえ出した僕は自販で、暖かいコーヒーを買いバイクの横でうずくまっていた。


隣に止めてあったバイクの主、2名が展望スペースから戻ってくる。

「この寒さは拷問だーーー!」

と叫びながら僕といっしょにうずくまる。


「これからどーすんのー?」なんて震えながら3人で話す。

寒いのに話だけがやたら盛り上がった。

僕は中標津の市街地に温泉に隣接したライダーハウスがあるこ情報を知っていたので、

とりあえずそこに言ってみることを彼らに伝え、開陽台を下りた。


寒さに振るえながら、中標津市街を目指す。

やっとの思いで、ライダーズハズウスにたどり着くと、もうPM7:30を過ぎていた。

ライダーズハウスにの前で、一息ついていると、さっきの開陽台で会った2人組みがやってきた。


腹減った!と、とりあえず近場にあったラーメン屋に3人で駆け込む。

その後、僕はライダーズハウスに泊まることを決めていたが、この2人はキャンプする!といって闇の中を走り去っていった。この2人なかなか面白いやつらだったな。


さて、僕はライダーズハウスの料金を払いにむかう。

一泊たったの1500円!しかも、温泉付き!

そして、ライダーズハウスの隣にはセイコーマート。完璧だ!


僕がライダーズハウスに入ると、僕を含めてバイカー4人、チャリダー5人が宿泊していた。

僕が温泉に入って戻ってくると、一番年配のライダーをかわきりに早速晩酌が始まっていた。

このオッサンなんと70歳近くになってもバイクで旅しているらしい。

後から他のライダーも混じり、ホクレンの旗には隠しカラーがあるとか無いとか、

あそこの道はいいとか、アレが旨い、これが安いとか、

みんな好き勝手に盛り上がっている。

僕はチャリダーの人たちとも意気投合。

チャリダーと交流するのは一緒のフェリーに乗ったサル氏以来だった。

そのあと、どこから現れたのかライダーでもなんでもない地元オッサンが酒を持参で乱入。

もちろん最初から飛ばしていたおっさんはその場で一番最初に眠りだした。

僕は隣にいたチャリダーとしばらくの間この旅について語らった。


こうしてたくさんのライダーともに一人旅の夜は更けていった。

夜明けの埠頭

はい、どーも。

今日は久々に普通の日記を書いてます。はい。


台風も過ぎ去ったということで、天気回復と同時に、久々にバイク乗れる!と、

AM3:00ごろ、気合入れて走り出しました。

都内をグルグル巡ったあと、


日の出前、たどり着いたのは日の出前の品川埠頭!

ドラマの撮影等でもよく使われるそうですが・・・。

品川埠頭

だんだんと日が昇って建物のシルエットがはっきりしてきました。

向こうに見えますはお台場ですね。


レインボーブリッジ

レインボーブリッジも見えました。

レインボーブリッジ

しばらく東京湾をみながら、一日の始まりを堪能していると、

トラックの大群が押し寄せてきたので、立ち去ることに。


さて、今日はバイク乗りまくろうと、またバイクを走らせたのはいいんだが、

都内中心部に出たたころには、ありえない渋滞っす。

午前中の間に家に帰ってきて完全にへタレた僕でした。

北海道 その5の前編 またふりかかる試練

ども、大型台風も去り、なかなかすぐれなかった天気も回復の兆しですね。

まぁ、なかなか終わりの見えないこの北海道ツーリングレポですが、コツコツ書いて行こうと思います。


さて、8月25日

僕が起きてテントから出ると、fjmc氏は坦々と準備をしていた。

かなり早起きをしたらしく、

僕が準備をしている途中に、fjmc氏は完全に準備を終え、コーヒーを飲んでいる。

そしてAM7:00ころには、「お先するわー!んじゃ元気で!」と言って、早々に去っていった。


そう、本日からは一人旅だ。


僕も急いで準備を済ませ、北見方面へと向かう。

なぜ北見か。

そう、北見にはハーレーの正規ディーラーがあるのだ。


といっても、出発したのはAMの7:30。

わりと北見は近そうなので、それまでプラプラと何か

見ながら走ろうと、

適当な小道に入ったり、峠道に入ったりと走っているうちに、軽く迷った。

ツーリングマップルと見合わせて、辺りを確認すると、不思議なバス停を見つける。

建物も少なく、誰もいないような、道にポツンとバス停があるのだが、そのバス停が、個人名義だった。

あまりにも目印が無いせいか、人んちの名前がついている。


とにかくまた北見を目指して走り出す。

北見市内に入りしばらく行くと中学生がギャ-ギャ-さわぎながら登校していた。

しばらくその辺りをうろうろしたのち、北見の中心を目指す。


そして、ハーレー正規ディーラー発見!

マック北見

しかし、着いたのはAM9:00。

店がまだ開いてねー!

1時間半も遠回りして走ってきたのに、まだ時間全然あるじゃん!

と、またしばし走るしかなくフラフラ走って戻ってくると、やっと店がオープンしていた。

ただ北見に来るはずが、ここまでで、けっこうムダに距離を稼いで走ってしまった。


店のイカチーおっちゃんに事情を話し、レバーを直してもらおうとするが、おっちゃんが、しかめっ面。

ただでさえイカチーのに、しかめっ面されたら、よけいに恐えーよ。

「もしかすると完全に折れるかもしれない」と・・・。

ぼくが、「熱通してもダメですか?」と聞くと、「そうだな、とりあえずやってみる!」と。

ガレージ


二人で相談しながら作業は始まった。

バーナーで熱を通しながら、少しずつ力を加えていく。

折れたら仕方なく安いレバーでも買うかと思っていたが、

このおっちゃん不安そうなコメントをしながらも、レバーをまっすぐになおした。


後で、いき付けのハーレー屋のニイチャンに聞くと、

このおっちゃん、かなりやり手らしい。

普通はレバー交換をすすめるし、折らずにこんなにまっすぐにすることはなかなかスゴイことらしい。


そして、旅にトラブルは『ツキモノ』だとおっちゃんは何度も言っていた。

それは僕も既に体感済みだったが、

よく見てみれば店に置いてあるバイクは国産、外車問わず道外のナンバーのものがイッパイあった。

これはすべて修理しているものだと。

雨の日にむりやり走って、電送系がいかれてしまったスポスタのライダーは

二日間も北見で足止めをくっているという話しをしていた。


そのあと、ついでにオイル交換までしてもらった。

おっちゃんに何度も礼をして、僕は屈斜路湖方面へ走り出す。


レバーもなおって快適だなーとノホホンと走っていく。

美幌峠に突入したころ、二度目の試練、それは起こった・・・!


なーんも無い、車も少ない、林に囲まれた道を、ダラダラ走っていると。

いつの間にか僕の後ろを、白黒カラーで赤いランプをつけたいや~な車が「ウーウー」いいながらつけてくる。


僕は左端に寄ってバイクを止める。

車も止まった。

降りてきたおっさんが言う。

「ハイ。どーも。スピード違反ね!」



つ、捕まったーーーーーーー!!!!



しかも、10キロオーバーで・・・汗

まぁ、不幸中の幸いだが。

スピードによっては、原点と罰金じゃ済まないからね。

といっても、罰金の納期が旅からもどるまでに間に合わないので、

途中でみつけた郵便局でソッコー納めてやった!

大事な旅の資金から罰金を徴収され、かなりのダメージ。


神様、僕に試練をありがとう・・・。


と、おもいつつ、美幌峠を登っていくと、目の前にものすごいパノラマが広がる。

美幌峠展望台

道の駅を発見したので、そこで何人かのライダーと話しをしながら、しばしパノラマを展望する。

やはり北海道の交通取り締まりは厳しく、

ここで合ったCBR乗りのライダーの友人たちもバタバタと捕まっているらしい。

このCBRのライダーはホクレンの旗10本くらい持ってた。

もう一月近く北海道を旅しているらしい。すげーな。

ここらへんにいたライダーたちに、「下で警察が測定やってますよ」と伝えまくって、

僕はまた走り出す。


その後、峠を下っていくと、姿を現したのは

屈斜路湖

屈斜路湖だ。

晴天のため中島も対岸もキレイに見えた。

その後、この屈斜路湖沿いを走るつもりが、道を外れ、無駄に遠回りする。

このころには、さっき捕まったことも忘れ、

いや、むしろ「ブチキレタ」ようにけっこう飛ばし出す。


いつのまにか国道391に出たので、北上して世界遺産になりたての知床へ向かうことに。


途中ショートカットで、選んだ道からは、日本100名山に上がる斜里山を望む。

斜里岳

うまい具合に、国道334に出た。

国道334からは、海岸線と知床連山が見え、

僕は、そのまま知床へと向かうのでした。

後編へつづく・・・