ほっかいどー その5の後編 中標津サイコー! | NYK 一人旅

ほっかいどー その5の後編 中標津サイコー!

さて、8月25日の後編ですね。


そう、僕は世界遺産になったばかりの知床を目指して走っていたのでした。

まず最初に姿を現したのはオシンコシンの滝!

なんだかスゴイ迫力でした。

知床オシンコシンの滝

この滝、知床八景の一つらしいんですが、残りの七景が何なのか分からずです。はい。

ウロト漁港

そんでウロト漁港ですね、ここでゆっくりするはずが、観光客でごった返していたので、ほぼスルー。

知床峠

こーんな緑に囲まれた峠道をひたすら行くと、

羅臼岳

出ました、羅臼岳。

ほんと樹海に包まれた山といった感じでした。

知床の樹海

このモコモコした樹海であたり一体が覆われていました。

山肌を見ても他の山とはまた違った感じで、

世界遺産に登録された地の貫禄を見せ付けておりました。

羅臼岳

パーキングに入ると、興奮した若者が車にのっかって写真をとっていました。


知床付近はどこいっても大量の観光客で、へたすりゃ渋滞なんかもしていて、

実際のところはほぼスルーに近い感じで通りぬけてしまいました。


その後、僕は本日の最終地点に設定していた中標津を目指す。

中標津の開陽台付近はライダーにとても人気のあるスポットだ。

開陽台

道はまーっすぐな道がアップダウンしている開陽台北19号線はとても気持ちいい。

僕は人気の撮影スポットを見事にはずして撮影してしまったが、

もっとアップダウンがはっきり分かるポイントがあった。



そのほかにも、この辺りは、碁盤の目のように張り巡らされた直線道路がイッパイで、

僕はこの近辺をしばらく走りまくっていた。

中標津

日が落ちはじめたころ、330度のパノラマが広がるという開陽台展望台へ行く。

ずーっと向こうの地平線をみると微かにだが湾曲しているのがわかった。


そうこうしているうちに山の方には日が沈み始め、

開

それと同時に、空イッパイの星たちが輝きだした。

青と緑のパノラマが、星の輝きだけの闇に変わっていく様はとても神秘的だった。


だが、しかーし!

日の暮れたこの開陽台、ありえないくらい寒い。

北海道ツーリングで味わった寒さで間違いなくNO.1!!

完全に振るえ出した僕は自販で、暖かいコーヒーを買いバイクの横でうずくまっていた。


隣に止めてあったバイクの主、2名が展望スペースから戻ってくる。

「この寒さは拷問だーーー!」

と叫びながら僕といっしょにうずくまる。


「これからどーすんのー?」なんて震えながら3人で話す。

寒いのに話だけがやたら盛り上がった。

僕は中標津の市街地に温泉に隣接したライダーハウスがあるこ情報を知っていたので、

とりあえずそこに言ってみることを彼らに伝え、開陽台を下りた。


寒さに振るえながら、中標津市街を目指す。

やっとの思いで、ライダーズハズウスにたどり着くと、もうPM7:30を過ぎていた。

ライダーズハウスにの前で、一息ついていると、さっきの開陽台で会った2人組みがやってきた。


腹減った!と、とりあえず近場にあったラーメン屋に3人で駆け込む。

その後、僕はライダーズハウスに泊まることを決めていたが、この2人はキャンプする!といって闇の中を走り去っていった。この2人なかなか面白いやつらだったな。


さて、僕はライダーズハウスの料金を払いにむかう。

一泊たったの1500円!しかも、温泉付き!

そして、ライダーズハウスの隣にはセイコーマート。完璧だ!


僕がライダーズハウスに入ると、僕を含めてバイカー4人、チャリダー5人が宿泊していた。

僕が温泉に入って戻ってくると、一番年配のライダーをかわきりに早速晩酌が始まっていた。

このオッサンなんと70歳近くになってもバイクで旅しているらしい。

後から他のライダーも混じり、ホクレンの旗には隠しカラーがあるとか無いとか、

あそこの道はいいとか、アレが旨い、これが安いとか、

みんな好き勝手に盛り上がっている。

僕はチャリダーの人たちとも意気投合。

チャリダーと交流するのは一緒のフェリーに乗ったサル氏以来だった。

そのあと、どこから現れたのかライダーでもなんでもない地元オッサンが酒を持参で乱入。

もちろん最初から飛ばしていたおっさんはその場で一番最初に眠りだした。

僕は隣にいたチャリダーとしばらくの間この旅について語らった。


こうしてたくさんのライダーともに一人旅の夜は更けていった。