ほっかいどー その6 悪天候再来の日 | NYK 一人旅

ほっかいどー その6 悪天候再来の日

さて、8月26日の話さ。


ライダーズハウスに一泊した僕でしたが、

朝目覚めると、チャリダーの何人かは既に出発していた。

前の晩によく話したチャリダーと朝飯を食いながら今日のルートについて話す。

僕は根室を回りとりあえず釧路方面を目指す予定だった。

チャリダーも今日は根室を目指すと言って、僕より先に出発していった。


僕は準備を済ませ給油したのち、根室を目指す。

この日雲行きは既に朝からあやしげだった。

しかも、道端には車に跳ね飛ばされシカたちがバタリバタリと。こゎぁッッ((゚Д゚;;))ガクガクプルプル

しかも根室へ向かうルートはだいぶ流れが遅かった。

ヤウシュウベツ湿地

しばらく行くとヤウシュウベツ湿原が姿を現した。

川の流れがとても穏やかで、水面にはほぼ波がなく、水が静止しているように見えた。


国道243を下っていくと、先ほどのチャリダーに追いつく。

彼もすぐに僕に気づいたようだ。

後続車がいないことを確認して、しばしチャリと併走する。

お互い旅の健闘を祈り、大きく手を振る。

僕は彼を抜き去り加速する。

バックミラーにはまだ手を振っている彼が。

どんどん遠くなって見えなくなった。


そして、国道243から、44号線に乗り換え、根室に到着した。

根室で早速カニの直売所を探す。

そして、カニを購入する。

名物のハナサキガニですね。

僕はその場でいただきました。

身がしまってて、味も濃くおいしいのです。

カニ

実家にカニを送ろうと、大きめのカニを2匹購入。

直売所のおっさんが、サービスで2匹サービスしてくれた。

え!いいの!?つまり、倍だよ!

結果して、4匹のカニたちが実家に送られていったわけです。


しかし、根室は北方領土に対する思いがぶちまけられた看板や旗、ポスターがやたら見うけられた。

そして、納沙布岬へ向かうが雨が少しずつちらつきだした。

どんよりした天気で、景色もなんだかなーって感じだし、怖い看板いっぱいあるし。

と走っているあいだに北方館辺りをだいぶスルーしてしまっていた。

もちろん引き返さない。(普通は引き返してもいとおもうが。)

fjmc氏は天気のいい時に見れて羨ましいのでした。


そして、今度は太平洋側に出たのですが、

ハナサキ岬の国の天然記念物「根室車石」というのを見に行く。

ここの駐車場でコーヒー飲んでイップクしていると、少し天気が回復。したような・・・

ハーレーに乗った2人組みの夫婦ライダーが、

僕のバイクのナンバーを見るなり、

「これはこれは、都心よりどーもご苦労様です!」と話しかけてきた。

実はこの2人も都心からやってきたらしく、僕も「これはこれは、ご苦労さまです!」と返した。

根室車岩

キレイに放射状に広がる岩。

そして、根室半島が見渡せる、何気にいいスポットだった。

ハナサキ駅

途中見つけた小屋。

じゃなくて、これ電車の駅です。

どうやら、この辺はこんな感じの無人駅がいっぱいあるみたいです。


そして、その後はさらに、北太平洋沿いを南西に進み、

「何人かのライダーたちが進めていた落石岬」を目指した。

岬付近まで行くと、中途半端にダートがあって、もっと進んでいくと完全にダートになった。

行くところまで行きつくと。

「これより先、1.3キロ徒歩」

と書いてあり、道は鉄格子で閉ざされている。


向こうから落石岬を見終えたカップルが歩いて戻ってくる。

「どうでしたか?」と僕が尋ねると、

「今日は天気悪いんで、眺めも悪いし、ゼンゼンって感じです。」と。


もちろん、スルー。(普通はそれでも一目くらい見に歩いてもいいと思うが。)


仕方ないと、反対サイドの霧多布岬に行くことに。

よく考えたら、本日は岬攻めだ。


と、ひたすら走る

北太平洋シーサイドライン

北太平洋・シー・サイド・ライン!なんかこの道の名前が好き。

台風の影響か、波が超高くて、サーフィンやったら面白そうだった。


そして反対側は放牧地帯

放牧地帯

牛やら、馬やら、シカやら、いろいろな動物がノホホンとやってますよ。はい。

ムツゴロウ動物王国

そして霧多布岬に向かう途中、とうとう見つけました。

ムツゴロウ動物王国!

私有地なので入ってはいけないのかと、看板を激写。



そして霧多布岬に到着!

駐車場

って、誰もいねぇ~~~!!!

我がスポスタ以外とまってねーーー!


一部のライダーの間ではホモ多布岬と呼ばれ恐れられているらしいが、そのせいか!?

なんて恐ろしいところに来ちまったんだ・・・。


と一人で考えていると、後からけっこう人がやってきた。なーんだ。


霧多布

とりあえず岬を見る。

岬がスゲーってより、風が強くて落ちそうでビビッタ。

霧多布っていうくらいなもんで、岬付近は妙に霧がかっていました。幻想的ともいう。


そろそろ海沿いも飽きたので、内陸に入り、

釧路方面を目指し国道44号線を行くと、

とうとう完全に雨が降り出した。

ってか、土砂降り。

しかーし、釧路はすぐそこなので、フル装備をして、頑張って走る。



結果、釧路に着くころにはグダグダ。

釧路についてみれば、すっかり雨はあがっていた。

宿を確保し、街中をプラプラしていると、

風俗の客引きの兄ちゃんにつかまるが、いつの間にか普通の会話になり、旅の話をし、

何故かうまいラーメン屋まで教えてもらい、今夜もラーメンを食す。

ここのラーメンが僕ごのみ。メチャメチャうまかった!!

おそらく、今回北海道で食べたラーメンベスト1だろう。

ラーメン屋のおばちゃんが「アンタ誰から聞いてきたの?」というくらい穴場なのか・・・。

ラーメン食いながらおばちゃんと話して、あとは釧路市内を軽く散歩して宿に戻る。

釧路の漁港

釧路の港はライトアップされてキレイだった。


この日fjmc氏はへタレたと言って、摩周湖付近でボッタクリ民宿に泊まったとのメールが来ていた。


僕が宿でマッタリしていると、バイト先の友人から電話があり、「バイクのエンジンがかかりません」!

との報告をうけたので、いろいろ話し合った結果、結局原因不明。


僕のまわりのバイカーは何故かエンジンかからなくなる人がけっこう多い。


そんな僕は、この日やたら眠気に襲われたので、テレビつけっぱでガッツリ寝ました。